ポリカーボネートに関する科学的禁止要件
ポリカーボネート(PC)は、アクリルや塩ビとは全く異なる熱的・化学的特性を持つ樹脂です。
Q1. ポリッシングやサンドペーパーでの削り・磨き作業はやっていいですか?
【結論】
高度な技術があれば可能だが禁止要件です。
• 理由(なぜダメなのか):
ポリカーボネートの熱変形温度は130℃です。ポリッシャーの高速回転やサンドペーパーの連続摩擦は局所温度を130℃以上へ容易に到達させます。冷える過程で表面に強烈な「残留応力(目に見えない引き裂き力)」を内部に閉じ込めます。この状態になったPCは、後からどんなに優しいケミカルが触れても、あるいは空気中の水分だけで、後日一瞬で木っ端微塵にひび割れます。
Q2. サンドペーパー削りやポリッシング後、ポリカーボネートが露出した状態で、プロテクションフィルム(施工液や糊を内包)を引っ張って貼り付けてもいいですか?
【結論】
高度な技術があれば可能性はあるが禁止要件です。
• 理由
「①摩擦熱による内部歪み
「②引張る外部応力」
「③施工液・糊(化学物質)」
特にウレタンを削ってしまってむき出しの表面に施工液や糊を密閉し、さらにフィルムの収縮性で引っ張り負荷をかけ続ける行為は、PCに応力を与え続けますので剥がした時に全影響が判明します
Q3. 市販のDIY用クリア、または一般的な建築用・自動車用のクリア塗料で塗装して大丈夫ですか?
【結論】
禁止要件です
• 理由
一般有機溶剤のウレタンクリア、ラッカー、DIY用スプレー等に含まれる有機溶剤(シンナー、トルエン、キシレン、エステル・ケトン類)は、ポリカーボネートの分子結合を溶解・膨潤させます。ウレタンやポリカに塗布した瞬間に溶剤がPCに浸透し応力クラックや有機物酸化(黄ばみ)原因になります。
















