技術力はカンタンに身につくのか。
技術力を売る方は、どう思いますか?
『カンタンに身に着けられて、難しいふりをして売る事ができるもの』
多くの人は『嘘つけばいい』そう思っていませんでしょうか?
断言しますが、他もそうだからと他に責任を置き権利だけを追求したとしても、自分の嘘と矛盾は永遠に続かず還ってくるのは自分です。
最近そういう地球環境になっていると感じませんか?
インスピレーションはひらめきです。
ひらめきを与える意思がどこかにあり、与えられる身がどこかにある。
身はインスピレーションを具体化するための器にすぎない。
リスペクト
これを見て聞いて真似る事をイマジネーションという。
見て聞いた相手を『リスペクト』して、相手からも『わかった』とリスペクトを得て、相談して了解を得て学びを得て、最終許可を得る事で『技術力』になる。
教える側だけが習う側をリスペクトしているという状況は習う側が嘘をついて裏切らない限りありませんし、習う側だけが教える側をリスペクトしているという状況は教えないのでありません。お互いにです。
お互いにリスペクトをして、社会に向けて『おかげ様でできてます』など感謝を日頃から宣言する事で、お客さんが評価をはじめてくれる事が成立する大切な前提が『リスペクト(相手の能力を尊重する)』事です。
勝手力
自分の考えで、自分の方法で、自分の好きなモノを利用してやる。
色々な情報をどっかから勝手に盗んで、相談もなく勝手に材料を変えたり道具を変えたり、裏付けのないツギハギ品質を勝手に出す。
大間マグロを入れた三角おにぎりをにぎり『これは寿司です』と勝手に言うような他へのリスペクトや感謝がない力
今だけ金だけ自分だけの力ですが、しかし時に他人に迷惑をかけずに、自分で経費を出し自分で考え自分でやってみて失敗経験で頭を磨いて反省と成長をやり遂げれば、新たなものを創造する事も稀にある。
方法力
将来技術力とするためにでも、チェーン店のようなことをするためにでも基本となる力。
すでにある『技術力』を習いながら『言われた通りにすべて同じにやる力』
先に創造した身に入っている魂とひらめきを与えた意思に対してリスペクトがあるのが職人の世界で、リスペクトがないのがチェーン店の世界。
チェーン店は方法力を身に着けて技術力がなくてもそれなりにクオリティーを出すし、職人を目指す者は方法力を身につけて『あんばい』し応用できるようになる法則性の基礎になる。
寿司チェーンの店長が久兵衛に寿司を食いに行って、『見て聞いて真似て』も、すしチェーンは寿司チェーンでしかない。
クルマ業界では、久兵衛と知り合いだから久兵衛と同じ品質だとか、久兵衛からちょっと聞いたやり方ができるから同じ技術力だとか、一般常識と違う考え方をしていて、勝手力が垣間見れる。
技術力
方法力を身に着け繰り返し詳しく習う事をやる事で、ある日『同じやり方、同じ道具、同じ材料』の方法力でやっているのに、その品質の山を越える事がある。
状況にあわせて『あんばい』をする力です。
方法力をあた与えて終わりではなく、創造した方法の中身の理由や法則や物理的考え方や、どうしてそうやっているのか、どうしてそうなるのか、1日講習で教えられるはずもない重要な中身を教えていく事で、習った側が自分の腕と相談しながら『はっとひらめき』理解するからです。
そうなると目に見えないカタチがない説明すらできない法則性のルールが習った人の頭にできあがり、行動実行によって教えた側に伝わり『できる。わかった』と他人として許可します。
これが技術力です。
技術力がつくと、道具を改善したり、材料を改善したり、方法を改善したりする能力が身についている可能性があり、習った相手や道具や材料や他に習っている人やお客さんに迷惑をかけないように挑戦できるようになる。
もちろん教えた人に相談をしながら、進化成長を行う。
創造者にはなれないが、すでにある『技術』を生かす『職人』という称号を一般的には与えられる。
結局
今までの経験からも、色々な業種で一流と思える人というのは、自分が何かを褒められた時でも『〇〇さんや〇〇さんのおかげ様なんです』と感謝を欠かしません。
欠かさない事で自分の技術力を裏付ける存在の価値を高める行いであり、自分のお客さんに言うのですから結局自分の価値になります。
リスペクトがあり、言われた通り実行する方法力があり、実績のある方法力は変えずに自分の思い通りにあんばいできるのが技術力がある職人
そう言っていいと思います
方法力の教え方・技術力の教え方
各社色々な方法力や技術力があって教える伝えるという事には苦労をしていると思いますので、つたない一つの参考にという事で私の方法を書いておきます。
会社組織やチェーン店など、会社内で同じ品質を提供するやり方の場合は、それは技術力ではなく『方法力』が必要になると思いますが、一人講習を受けて社内共有できるような『方法マニュアル』が理想的だと思います。
一般的にフランチャイズなどがこれにあたり、教える経費コストと利益を含めたイニシャルコストの着手金と、教えた事により発生した利益の一部を還すロイヤリティーにあたるランニングコストを払う事が必要です。
タダで他と競合しない重要な『方法力』を会社が手に入れられる訳がありません。騙し盗むのはもちろん人としてダメです。
『社内共有する方法力』はそれなりのコストを払って買いましょう。
私の場合は、さっそく『技術力サービス販売』をして稼げるように、私の品質管理を請けて『技術力』にした品質を出すという条件で最初に『方法力』と『他にない材料』を提供します。
金銭的な仕組みは、お金を準備しなくてもできるように着手金はなしで無料で基礎を教えますが、『技術力サービス販売』で得た利益の『技術』の分や、私は販売したら『販売』の分は、稼いだなら経費として還してくれたらいいという約束を最初にしてから教えています。
約束を破っても特に咎めませんが。私の方から与えるものも与えなくなりますし、私とは違うものになります。
それだけです。
教えるというのは莫大な労力と時間と経費がかかりますので、『言われた事を言われた通りにやる」事が、習う側にとっても利益になるし、私に対しての礼儀だと思って欲しいので、そういうやり方を上手くやればいいと私は思います。
ちなみに約束はほとんど破られます(笑)
カンタンだと習う前からマウントされて自信心が破壊されます(笑)
どこまで許すかは分かりません